物事に行き詰まったときに、それを解消するために様々な解決策を調べると思います。今回は特に抽象的な問題の解決策を調べたときに出てくる解決策に関して、考えていこうと思います。
抽象的な問題、例えば「不安になったときにどうすればいいですか」という問題があったとして、インターネットや本で調べると、その解消法がいくつもでてきますよね。しかし、実際にそこで見つけた方法をやってみると
効果がまったくないものや、
効果はあったものの自分が期待していたほどではないもの、
自分には能力的に再現できないものなど
言ってしまえば「ハズレ」な解決策がよくあると思います。
このような自分にとって役に立たない解決策はなるべく回避したいところですよね。しかしながら、多くの場合、解決策というものはもっともらしく、論理立てて書いているように見えるため、試す前にそれが役に立つのか立たないのか判断するのは難しいです。なので今回は、私なりに役に立つ解決策の見分けるポイントを考えてみました。
1.前提条件が明確であり、自分がそれを満たしている。
その解決策を使うにはどのような能力が必要か、といった何が必要かについて詳しく書かれているものほど信頼できる解決策であると思います。そして、自分にとってその解決策が役に立つかどうかは、その前提条件を自分が満たしているか、または満たすことが可能かによって判別できます。
2.簡潔さによる再現性の高さ
どこまでが簡潔か、というのは個人の主観によりますが、自分にとって簡潔で再現が容易だと感じるものが役に立つ解決策だと判別できます。
3.検証済みかどうか
その方法による実践が複数回行われていれば、その方法は有用なものである証明がされているので、自分の役にも立つと考えられます。
しかし、実践回数が1回の場合でもよく読めば役に立つ場合があるので即座に切り捨てるべきではありません。
また、これも検証した対象が自分の状況と近いものであるかどうか、という前提をしっかり確認する必要があるため、たとえ100回の検証回数があっても、前提が違えば役に立ちません。
よくあるのが「大手企業の社長はみんなやってるこのやり方!」とか「東大生がやってるこのやり方!」みたいなものですが、これは前提が大きく異なっているため自分の役に立つかどうかの判断材料にはなりません。
ここまでが私なりに考えた使える解決策と使えない解決策の見分け方です。
これも実は「解決策」の一つなんですよね。私に取っては役に立つ解決策です。皆さんに取っても役に立つ解決策になっていることを願います。